components プロパティ
Nuxt v2.13 以上では @nuxt/components モジュールを使ってコンポーネントのスキャンと自動インポートができます。
@nuxt/components
を nuxt.config
内の buildModules
に追加するだけです。-
型:
Boolean
またはArray
-
デフォルト:
false
true
またはオブジェクトオプションを設定したとき、Nuxt は @nuxt/components を組み込んでそして pages、layouts (および他のコンポーネント)内でコンポーネントを使用する際には、自動的にインポートされます。
設定
export default {
// これは自動的に、`~/components` からコンポーネントを読み込みます
components: true
}
components: true
を設定すると、デフォルトでは、~/components
ディレクトリが組み込まれます。
しかしながら、スキャンするディレクトリを追加することで、自動検測の動作をカスタマイズすることができます:
export default {
components: [
// { path: '~/components' } に相当
'~/components',
{ path: '~/components/other', extensions: ['vue'] }
]
}
パス
各項目は、文字列またはオブジェクトのいずれかです。文字列の値は、{ path }
に対するショートカットです。
path
- 必須項目
-
型:
String
コンポーネントを含むディレクトリへのパス(絶対または相対)。
Nuxt のエイリアス (~
や @
) を使ってプロジェクト内のディレクトリを参照したり、npm パッケージのパスを直接使用することができます(プロジェクト内で require
を使用するのと同様です)。
extensions
-
型:
Array<string>
-
デフォルト:
-
Nuxt ビルダー (
builder.supportedExtensions
) によって拡張子がサポート済み -
デフォルトは拡張子
['vue', 'js']
がサポート、 または['vue', 'js', 'ts', 'tsx']
は環境次第
-
Nuxt ビルダー (
例: 複数ファイルコンポーネント構造をサポート
SFC を .js
、.vue
、.css
に分割したい場合は、.vue
ファイルのみをスキャンすることも可能です:
| components
---| componentC
------| componentC.vue
------| componentC.js
------| componentC.scss
// nuxt.config.js
export default {
components: [{ path: '~/components', extensions: ['vue'] }]
}
pattern
-
型:
string
(glob パターン ) -
デフォルト:
**/*.${extensions.join(',')}
指定された path
において、このパターンにマッチするファイルのみが含まれます。
ignore
-
型:
Array
-
要素:
string
(glob パターン ) -
デフォルト:
[]
指定された path
内のファイルを除外するパターン
prefix
-
型:
String
-
デフォルト:
''
(プリフィックスなし)
マッチするすべてのコンポーネントのプリフィックス
以下の例では、awesome/
ディレクトリ内のコンポーネントの名前に、awesome-
/ Awesome
というプレフィックスを追加しています。
// nuxt.config.js
export default {
components: [
'~/components',
{ path: '~/components/awesome/', prefix: 'awesome' }
]
}
| components/
---| awesome/
------| Button.vue
---| Button.vue
<template>
<div>
<AwesomeButton>Click on me 🤘</AwesomeButton>
<button>Click on me</button>
</div>
</template>
pathPrefix
-
型:
Boolean
-
デフォルト:
true
コンポーネント名の前に、そのパスを付加する。
watch
-
型:
Boolean
-
デフォルト:
true
指定された path
を監視して、ファイルの追加や削除などの変更をする。
transpile
-
型:
Boolean
-
デフォルト:
'auto'
指定された path
を build.transpile
を使ってトランスパイルする。デフォルト ('auto'
) では、node_modules/
が path
にある場合、transpile: true
を設定します。
level
-
型:
Number
-
デフォルト:
0
レベルは、2つの異なるディレクトリにある同じ名前のコンポーネントの上書きを許可するために使用されます。これは、ユーザーが自分のコンポーネントを上書きできるようにしたいライブラリの作成者や、カスタムテーマの作成者にとって便利です。
export default {
components: [
'~/components', // デフォルトレベルは 0
{ path: 'my-theme/components', level: 1 }
]
}
~/components
にあるコンポーネントは、my-theme/components
にある同じ名前のコンポーネントを上書きします。値の小さいものが優先されます。
高度
コンポーネントの上書き
level オプションを使ってコンポーネントを上書きする方法があります。これは、モジュールやテーマの作者にとって非常に便利です。
以下の構造を考え:
| node_modules/
---| my-theme/
------| components/
---------| Header.vue
| components/
---| Header.vue
そして、nuxt.config
で定義すると:
components: [
'~/components', // デフォルトレベルは 0
{ path: 'node_modules/my-theme/components', level: 1 }
]
components/Header.vue
は、最下層が優先されるので、テーマコンポーネントを上書きします。
ライブラリ作者
tree-shaking とコンポーネントの自動登録機能を備えた Vue コンポーネントライブラリの作成が超簡単になりました✨。
このモジュールは、components:dirs
という名前のフックを公開しているので、Nuxtモジュールでのユーザー設定を必要とせずに、ディレクトリリストを簡単に拡張することができます。
以下のようなディレクトリ構造を想像してみてください:
| node_modules/
---| awesome-ui/
------| components/
---------| Alert.vue
---------| Button.vue
------| nuxt.js
| pages/
---| index.vue
| nuxt.config.js
それから、awesome-ui/nuxt.js
で、components:dir
というフックを使うことができます:
import { join } from 'path'
export default function () {
this.nuxt.hook('components:dirs', dirs => {
// ./components の dir をリストに追加する
dirs.push({
path: join(__dirname, 'components'),
prefix: 'awesome'
})
})
}
これで完成です。これで、あなたのプロジェクトでは、nuxt.config.js
で ui ライブラリを Nuxt モジュールとしてインポートすることができます:
export default {
buildModules: ['@nuxt/components', 'awesome-ui/nuxt']
}
そして、モジュールのコンポーネント(プレフィックスは awesome-
)を直接使用して、私たちの pages/index.vue
を作成します:
<template>
<div>
My <AwesomeButton>UI button</AwesomeButton>!
<awesome-alert>Here's an alert!</awesome-alert>
</div>
</template>
これは、使用されている場合にのみ自動的にコンポーネントをインポートし、node_modules/awesome-ui/components/
でコンポーネントを更新する際に HMR をサポートします。
次: 作成したawesome-ui
モジュールを npm に公開して、他の Nuxters と共有しましょう✨。