コマンドと開発
Nuxt は開発と運用両方に役立つ一連のコマンドを用意しています。
package.json を使う
これらのコマンドは package.json に記述する必要があります:
"scripts": {
"dev": "nuxt",
"build": "nuxt build",
"start": "nuxt start",
"generate": "nuxt generate"
}
次に yarn <command> または npm run <command> を介してコマンドを起動できます(例: yarn dev / npm run dev)。
開発環境
http://localhost:3000 で hot module replacement を使って開発モードで Nuxt を起動するためには、以下のコマンドを実行します:
yarn dev
npm run dev
コマンド一覧
ターゲット に応じて異なるコマンドを実行できます:
target: server (デフォルト値)
- nuxt dev - 開発サーバーを起動します。
- nuxt build - 本番用の webpack を使用してアプリケーションをビルドおよび最適化します。
-
nuxt start - (
nuxt buildを実行した後に)本番サーバーを起動します。Heroku や Digital Ocean などの Node.js ホスティングに使用します。
target: static
- nuxt dev - 開発サーバーを起動します。
-
nuxt generate - (必要に応じて)アプリケーションをビルドし、すべてのルートを HTML ファイルとして生成し、
dist/ディレクトリに静的にエクスポートします(静的ホスティングに使用されます)。 -
nuxt start - 静的ホスティング(Netlify、Vercel、Surge など)と同じように
dist/ディレクトリを提供します。デプロイ前のテストに最適です。
Webpack の設定を検査
vue inspect のように、nuxt がプロジェクトをビルドする際に使用する webpack の設定を検査することができます。
- nuxt webpack query...
引数:
-
--name: 検査するバンドル名。(client、server、modern) -
--dev: 開発用の webpack の設定を検査します。 -
--depth: 検査で出力される深さ。冗長に出力されないように、デフォルトでは 2 が設定されています。 -
--no-colors: ANSI カラーを無効にします。(TTY が使用できない場合、またはファイルへパイプしている場合は、デフォルトで無効になります)
例:
-
nuxt webpack -
nuxt webpack devtool -
nuxt webpack resolve alias -
nuxt webpack module rules -
nuxt webpack module rules test=.jsx -
nuxt webpack module rules test=.pug oneOf use.0=raw -
nuxt webpack plugins constructor.name=WebpackBar options reporter -
nuxt webpack module rules loader=vue- -
nuxt webpack module rules "loader=.*-loader"
プロダクション開発
Nuxt では、サーバーデプロイと静的デプロイのどちらかを選択することができます。
サーバー開発
SSR アプリケーションをデプロイするためにデフォルト値である target: 'server' を使います。
yarn build
npm run build
Nuxt はすべてのものが含まれる .nuxt ディレクトリを作成するので、ホスティングしているサーバーにデプロイする準備ができています。
.npmignore または .gitignore に .nuxt を入れることをおすすめします。一度アプリケーションがビルドされると、start コマンドを使ってアプリケーションの本番バージョンを確認することができます。
yarn start
npm run start
静的デプロイ(プリレンダリング)
Nuxt を使うと、どんな静的なホスティング上でもウェブアプリケーションをホストすることができます。
静的に生成されたサイトをデプロイするには、nuxt.config.js に target: 'static' を指定していることを確認してください(Nuxt v2.13 以上):
export default {
target: 'static'
}
yarn generate
npm run generate
Nuxt はすべてのものが含まれる dist/ ディレクトリを作成するので、静的なホスティングサービスにデプロイする準備ができています。
Nuxt v2.13 ではリンクタグをクロールするクローラーがインストールされているので、next generate コマンドを使う際それらのリンクに基づいてルートを生成します。
generate コマンドによって無視されます: API Configuration generate エラー時の失敗(Fail on Error)
ページエラーが発生した際にゼロ以外のステータスコードを返し、CI/CD のデプロイまたはビルドに失敗するようにするには --fail-on-error 引数を使います。
yarn generate --fail-on-error
npm run generate --fail-on-error