Nuxt を Azure Portal へデプロイする
Nuxt アプリケーションを Azure Portal にデプロイするには?
前提条件
- プロジェクトを設定する時、バックエンドを選択する必要があります。たとえ必要でなくても、そうしなければサイトを起動することができません。
- サーバーが Node 8 以上であること。
もしバックエンドのないプロジェクトがすでにある場合は?
心配いりません。既存のプロジェクトに express サーバーを追加するのは簡単です。
プロジェクトのルートに server
という新しいフォルダを作成してください。次に server
フォルダ内に index.js
を作成し、以下の内容を index.js
に貼り付けてください:
const express = require('express')
const consola = require('consola')
const { loadNuxt } = require('nuxt-start')
const app = express()
async function start () {
const nuxt = await loadNuxt(isDev ? 'dev' : 'start')
await nuxt.listen(process.env.PORT, process.env.HOST)
}
start()
次に nuxt.config.js を編集してください:
Before:
import pkg from './package'
export default {
... config
}
After:
module.exports = {
... config
}
config 内の pkg オブジェクトへの参照を削除することを忘れないでください。
それだけです!
Azure App Service のデプロイメントの場合、 App Service › Settings › Configuration › Application settings で、以下 2 つの環境変数(アプリケーション設定)を設定していることを確認してください。
HOST: '0.0.0.0'
NODE_ENV: 'production'
DevOps で Web アプリケーションに Node のバージョンを設定する方法
リリースパイプラインの "Deploy Azure Web Service" タスク内のアプリ設定経由で、サーバー上の Node のバージョンを設定することができます
アプリ設定欄の"Application and Configuration Settings"に追加します
-WEBSITE_NODE_DEFAULT_VERSION 10.16.3
LTS バージョンを使用することが推奨されています。
アーティファクト
Azure DevOps を使用してビルドパイプラインを働かせていて、かつアーティファクトを保存したい場合。接頭辞に .
が付いているファイルは明示的に artifact フォルダーに移動する必要があります。次に Artifact Archive を作成し、そのあと Release Deployment からダウンロードします。
web サーバーの実行
Azure Portal の場合 web.config
ファイルが必要です。提供されていない場合、自分で作成します。これは Nuxt では使えません。リポジトリに web.config ファイルを追加してください。Nuxt
が最新バージョンの場合サーバーファイルは server/index.js
にあります。web.config では正しいパス server/index.js
を指定せず server
となっています。以下の web.config の例を見てください。これを行わないと、Vue がルートを見つけられないというログが表示されます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!--
iinode が IIS または IIS Express の後ろでノードプロセスを実行するために使用される場合、
この設定ファイルが必要です。詳細はこちらを確認してください:
https://github.com/tjanczuk/iisnode/blob/master/src/samples/configuration/web.config
-->
<configuration>
<system.webServer>
<!-- WebSocket サポートの詳細は https://azure.microsoft.com/en-us/blog/introduction-to-websockets-on-windows-azure-web-sites/ を確認してください -->
<webSocket enabled="false" />
<handlers>
<!-- server.js ファイルが iisnode モジュールによって処理される Node.js サイトであることを示しています -->
<add name="iisnode" path="server" verb="*" modules="iisnode"/>
</handlers>
<rewrite>
<rules>
<!-- node-inspector のデバッグの要求を妨害しないようにする -->
<rule name="NodeInspector" patternSyntax="ECMAScript" stopProcessing="true">
<match url="^server\/debug[\/]?" />
</rule>
<!-- はじめに受信した URL が /public フォルダ内の物理ファイルと一致するかどうかを判別します -->
<rule name="StaticContent">
<action type="Rewrite" url="public{REQUEST_URI}"/>
</rule>
<!-- 他のすべての URL は Node.js サイトのエントリーポイントにマッピングされます -->
<rule name="DynamicContent">
<conditions>
<add input="{REQUEST_FILENAME}" matchType="IsFile" negate="True"/>
</conditions>
<action type="Rewrite" url="server"/>
</rule>
</rules>
</rewrite>
<!-- 'bin' ディレクトリは Node.js にとって特別な意味はありませんが、アプリケーションをそこに置くことができます -->
<security>
<requestFiltering>
<hiddenSegments>
<remove segment="bin"/>
</hiddenSegments>
</requestFiltering>
</security>
<!-- エラーレスポンスがそのまま残るようにします -->
<httpErrors existingResponse="PassThrough" />
<!--
以下のオプションを使用すれば、IIS 内で Node がホストされる方法を制御することができます:
* watchedFiles: サーバーを再起動する時の変更を監視する、セミコロンで区切られたリストのファイル
* node_env: 環境変数 NODE_ENV として node に伝わります
* debuggingEnabled - 組み込みのデバッガを有効にするかどうかを制御します
オプションの全リストは https://github.com/tjanczuk/iisnode/blob/master/src/samples/configuration/web.config で確認してください
-->
<!--<iisnode watchedFiles="web.config;*.js"/>-->
</system.webServer>
</configuration>